好きが溢れすぎる

本や映画、ドラマについて語ります。

もう過去を否定するのはやめた

あの強烈なクリスマス結婚報告からもうすぐ5ヶ月が経とうとしている。

わたしはもう過去を否定するのをやめることにした。

今から語るのは担降りした人間の戯言である。「岡田くん結婚したくらいでファンやめるなんて!」みたいな考えのお方は自衛してUターンしてください。

 

わたしは元々V6のファンであった。担当は岡田准一である。彼が主演を務めた映画「図書館戦争」を見てファンになった。

入り口は岡田であったが、すぐに他のメンバーも大好きになった。みんなそれぞれ違う魅力があった。坂本くんは歌がとても上手い、長野くんは得意の料理をいかした仕事をしている、イノッチの朝イチは見ていて勉強になる、剛くんはダンスがかっこいいし色っぽい、健くんはすごくファン思い、岡田は俳優の顔の時とグループ末っ子の顔のギャップが可愛い。などなど。

わたしの青春はV6と共にあった。学校ではジャニオタの友達と、出てたバラエティの話で盛り上がり、同じくVファンの後輩と一緒にコンサートに行った。嫌なテスト返却の時はこっそり机の下で「オカダのはなし」を読んだ。誕生日プレゼントはトニセンの舞台「ON THE TOWN」のチケット。限られたお小遣いの中でCDやDVDを買い、雑誌は大量には買えないから頑張って選んだ。FCだって当時のわたしからすると高額だったけど入会していた。

図書館戦争からの新規じゃん」「そんあ貢いでもないくせに」そう言われるかもしれない。でもできる精一杯の応援はしてきたつもりだった。

 

V6が、岡田准一が、大好きだった。

 

そんなわたしだったが、最初から岡田に対してどうしても嫌なところがあった。

宮崎あおいとの交際についてである。

担当になる前から宮崎あおいとの不倫旅行については知っていた。正直なんで撮られてるの、意識が低いと思っていた。それでも好きになったもんはしょうがないという気持ちだった。友達には「宮崎あおいと結婚したら担降りするかも〜」なんて言っていたけど、もしそうなったとしてもなんだかんだで応援し続けるだろう、そう思っていた。

 

12月22日までは。

 

Twitter見てびっくりした。トレンドの「岡田准一 結婚」とは…?指定日は24日クリスマスになっていたのがミスで22日に届いた…?にわかには信じられなかった。信じたくなかった。自分の担当がそんなにもファンのことを考えない人間だっただなんて。

まあクリスマスの日に赤い封筒が来たんですけど。笑

もうさすがに呆れてしまって。そりゃあ本人は幸せな気持ちだったのだろう。でもなぜクリスマス?悲しむファンがいることを分かっていて、なぜクリスマス?これからクリスマスイブになる度に嫌な気持ちになってしまう。幸せなクリスマスを返して欲しい、そう思った。

そうなると他のことまで気になってきてしまう。

10月のコンサートでのやけにハイテンションで意味のわからないMC。その時は久しぶりにずっとメンバーといて楽しかったのかな、と考えていた。けどもしかすると結婚の準備が進んで浮かれていたのかもしれない。それに加えて、ちょうどその頃に発売になった雑誌での「もうあまり踊りたいとは思わなくなったんだけど」という発言はアイドルの仕事を軽視しているのではないか、と捉えてしまう。さらに20周年の時のビジュアルは完全に山男だったことも、当時は「俳優の仕事を頑張ってるからしょうがない」と自分を納得させていたけど、やっぱりアイドルとしてやる気はなかったのかな、というようにも思うようにもなってしまった。

ここまで考えてしまうと、楽しかった思い出も真っ黒なもののように感じられるようになってくる。飾っていたうちわもファイルも、いつも見ていたDVDもクローゼットにしまい込んだ。何かあるごとに愚痴を吐き、闇落ちしたオタクを自称していた。岡田を担当にしたなんて見る目がなかったと言っていた。

岡田を好きだった過去を否定した。

 

そしてもうすぐ5ヶ月になる、というところ。

昨日たまたまiPodから20周年のコンサートの音源を聴いた。曲を聴くのは本当に22日以来だった。

久しぶりに聴いて、本当にどれもいい曲だと思った。

坂本くんとイノッチの伸びやかな歌声。長野くんの優しい声。剛くんのキャラメルボイス、健くんのハーモニー。

そして岡田の甘い歌声。

やっぱりわたしはこの6人組アイドル、そして岡田が好きだったんだなあ、としみじみと感じた。なんとなく今までの嫌だった気持ちが整理されたような、そんな気がした。

 

もう岡田を応援することはできない。FCの更新もしないだろう。でも好きだった過去を否定するのはやめることにした。

今までの楽しかった思い出、V6からもらった幸せな気持ちは、大切に心の中に取っておくことにするよ。

これからも応援するファンのことをきちんと思ってほしい。こんな悲しい思いをする人を出さないでほしい。わたしが願うのはそれだけです。

 

V6の岡田准一くん、大好きでした。今までありがとう。愛を込めて。