好きが溢れすぎる

本や映画、ドラマについて語ります。

牧凌太が切ないの権化と化している

は〜〜〜ほんと!まじ!まじ春田創一!!!!

と毎週抑えきれない感情テレビに向かって叫んでいるのはわたしだけではないはずだ。毎日次の土曜日11時15分が待ち遠しく、毎日公式のSNSアカウントの発信や、ツイッターに上がっている考察を見て、ときめく気持ちと悶々とする気持ちを行ったり来たりして大変なのも、みんなそうでしょう?

 

いま、ドラマ『おっさんずラブ』がアツい。一言で言うと、モテない33歳サラリーマン・春田(田中圭)が会社の上司・黒澤部長(吉田鋼太郎)と年下ドS同僚・牧(林遣都)から告白されるというお話である。

 

このドラマは一見コメディ色が強い。

例えば第1話。黒澤部長が春田に告白するシーンでは「はるたんが、すきでーーーーーーす!!!!!」と音割れする大声で叫ぶ。牧は牧で、巨乳ロリ好きの春田に「巨根じゃダメですか」と迫る。こんなん笑わないで見るのが無理だ。毎回笑いすぎて腹筋が死んでいる。おそらく最終話にはシックスパックになっていることであろう。

 

ところが、ただのコメディで終わらないのがこのドラマのすごいところである。

やはりこのドラマの本質は「人を好きになる」ということにあるのだと随所で思い知らされる。

 

今回は第4話までの牧凌太について語りたい。

そうスパダリ牧凌太である!!!!!!!!

牧凌太はすごい。もう設定がやり過ぎなくらい無敵。まずね、ビジュアルが完璧。林遣都のご尊顔美しすぎる。そして本社から営業所にやってきたエリートで仕事ができる。でも調子に乗ることなどなく、真摯に仕事やお客さんに向き合う。

それだけではない。家事全般が得意なのである。仕事帰りに買い物して本人いわく「簡単なもの」である唐揚げを作る。いや唐揚げって簡単に出来るもんじゃないと思うのですが??掃除や洗濯までしちゃう。ちなみに潔癖症。こういうキャラはBL業界ではスパダリ(スーパーダーリンの略で見た目も性格も完璧な攻め)っていうんです、はい。笑

そんな牧が恋したのはダメダメな春田である。もうその様子ったらもう!いじらしいのなんの!

黒澤部長に「部長には春田さんを守れません!」と立ち向かう。春田のダメなところ10個言えるのに、それでも好き。喧嘩して気まずくなった時でも朝ごはんやお弁当を作る。仕事だって春田のために力を尽くす。

このさあ、自分じゃなくて春田のことが先行するのさあ…春田のことを考えてるのさあ…ほんと愛に溢れてるよね…泣ける。

そんな牧が春田に自分の思いを伝える時はいつだって目が潤んでいる。春田の幼馴染のちずと春田が話しているのを聞くと目を伏せる。

自分がゲイで、春田はノンケで、報われない恋をしていると分かっているからだ。

正直なところゲイがノンケに恋をしても成就は難しいというのはあると思う。何故なら感覚が違うからだ。ノンケからすると男が好きになるのは女で、でもゲイは男同士が付き合うことは自然なのである。

春田は本当デリカシーのない男なので、最初の牧の告白を裏切りだと言ってしまうし、ちずには勝手に牧のセクシュアルマイノリティを相談してしまう。あまりにも無神経で人の気持ちを踏みにじっちゃうあたり、春田はだめだ〜笑 でもびっくりしちゃうし簡単には受け入れられない、という感覚は当然のものなのかもしれない(だからと言って牧の思いを否定するのはもちろん良くないけどね)。

だから、春田のことを思う願う牧はルームシェアを解消しようする。「ちずさんと幸せになってください」と言って。自分の気持ちをしまい込んで。

うおおおおおおおん最高に切ない〜〜〜〜!!!!!!!!!

第4話では春田が出て行こうとする牧を引き止めるところで終わり、第5話の予告を見たところ交際がスタートするようである。それも一筋縄では行かなそうだけど…

春田、どうかお願いだ、牧の気持ちを受け止めたうえでどうするのか、自分で決断してケジメをつけてほしい。

まあここでふたりがくっつかないとかいうことないですよねテレ朝さん?信じてるからねテレ朝サァン?????